最新トレンドブックランキングTOP10 ! 【王様のブランチ】2020/12/26
今回は、「2020年 年間販売ランキングTOP10」 と「ブランチBOOK大賞2020」を紹介します。
10位「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」水野敬也/文響社
シリーズ累計400万部突破!自己啓発とエンタメが融合した人気小説の第4弾
シリーズ史上最も笑って泣けてタメになると話題
9位「FACTFULNESS」ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、ロスリング・ロンランド/日経BP
8位「はじめてのやせ筋トレ」どがわ愛/KADOKAWA
7位「流浪の月」凪良ゆう/東京創元社
書店員さんが絶賛した今年の「本屋大賞」受賞作
両親を失った小学生「家内更紗」は親戚の家に引き取られたが、
そこでは辛い生活を強いられていた
ある日、更紗は公園で大学生の「佐伯文」と出会う
更紗の辛い表情を見かねた文は、
「うちにくる?」と声をかけた
親戚の家に帰りたくない更紗は自らの意思でついていく
そして、文から一切危害を加えられることもなく二人で穏やかな日々を送っていた・・・
しかし、
その生活は二人が望まない形で終わりを迎える
文が誘拐事件の加害者として逮捕されたのだ
それから15年、
社会復帰していた文と更紗は再会する
年の離れた男女の恋愛とも友情ともつかない複雑な関係性を描いた傑作です
6位「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこ/新潮社
2019年ノンフィクション本大賞受賞作
5位「syunkonカフェごはん7」山本ゆり/宝島社
累計670万部を誇る人気レシピ本シリーズの10冊目となる最新刊です
安い食材で作れる・洗い物が少ない など、簡単に作れるレシピが最大の魅力
ステイホーム中のお家ごはんもこまらない、187品が収録されています
4位『「育ちがいい人」だけが知っていること』諏内えみ/ダイヤモンド社
婚活成功者続出!お受験の合格率95%と、リアルな実例で「育ちの良さ」が身に付けられる
本物の品の良さを身に付けられる話題の一冊
育ちの良さ
ちょっとした所作 や 言葉使い を覚えるだけで簡単に身につけることができることを伝える一冊
例えば傘の持ち方は、
傘の先が他の人に向かないように持ち手を腕の外側からかけて傘先を自分の方に向けるのが〇
さらに、お箸やお化粧といった必ず「お」をつけたい4つの言葉など、
エレガントになれる250のヒントが詰まっています
日常の何気ない仕草がにじみ出る「育ちの良さ」
「育ちが良い」人たちの共通点に着目し、それを学んで実践することで誰でも簡単に育ちの良さを身に付けられる一冊です
3位「なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと」池上彰・佳奈/学研プラス
この本は、将来の働き方について中学生や高校生に考えてもらおうと願って作られました。
と、語る池上さん。
お金と仕事の関係など「働くとは何か」を、
子どもでも分かりやすくイラストと共に解説
「働くこと・生きること」について楽しく学べる一冊です
2位「世界一美味しい手抜きごはん」はらぺこグリズリー/KADOKAWA
2019年3月に発売されたのですが、その人気は衰えずに今年もランクインされました
1位「人は話し方が9割」永松茂久/すばる舎
累計45万部を突破したコミュニケーション能力を高める37のコツを収録した一冊
「すぐに話が途切れて会話が続かない」
「思っていることを正直に言えない」などの悩みに答えるビジネス書です
反響が多かったキーワードは、「プラストーク」
人をほめることなど前向きな話は人を元気にします
明るい言葉での話し方を心がけてハッピーな年末年始を迎えましょう
続いては、
今、本当に読むべき名作の送る「ブランチBOOK大賞2020」の紹介です。
ブランチBOOK大賞2020
「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ/中央公論新社
書評サイト「読書メーター」で1位を獲得するなど、この年末に数々の賞を受賞している、
孤独を強いられてきた女性と虐待されている少年が出会う未来へ一歩ずつ踏み出す感動作です
幼い頃から母親と義理の父から虐待を受けていた「貴湖」は、
東京から逃げるように一人大分の港町へ引っ越してきた
トラウマにさえなまれてしまう貴湖の安らげる時間は、
それは、「52ヘルツのクジラ」の声を聞いている時
他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ
その存在は確認されているが姿を見た人はいないと言われている
たくさんの仲間がいるはずなのに その声は届かない
「世界で一番孤独なクジラ」と言われていた
そんなある日、
貴湖は暗い雰囲気をまとった少年と出会う
その痩せた体には無数のアザ
彼もまた 母から虐待を受け、声を発することができなくなっていた
少年の様子にかつての自分の姿を重ねた貴湖は、
「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ。」
「だからあんたの、あんたなりの言葉で話しな。全部、受け止めてあげる。」
声をあげようとしてもあげられない少年に貴湖はかつての恩人の存在を明かした
「わたしも、昔52ヘルツの声をあげてた。それは長い間誰にも届かなかったけど、
たったひとり、受け止めてくれるひとがいたんだよ。」
それは親の呪縛から引き離してくれた恩人「岡田安吾」
彼は貴湖を「キナコ」と愛称で呼び、
「第二の人生では、キナコは魂の番(つがい)と出会うよ。(中略)
キナコは、しあわせになれる」
孤独を抱え声なき声をあげている人たち
彼らが少しずつ前へ歩んでいく感動作です
次ページは、
2020年12月19日 放送の最新トレンドブックランキングTOP10 ! です。