全国書店員が選んだ 一番売りたい本 2021年本屋大賞 TOP10 ! 2021/4/17
今回は、
全国書店員が選んだ一番売りたい本を選んだ18回目の本屋大賞上位10作品を紹介します。
10位 「この本を盗む者は」深緑野分/KADOKAWA
「あたしは本なんか好きじゃない」
本嫌いの高校生「御倉深冬」の家には、
曾祖父が生涯をかけて集めた本をしまっている巨大な書庫「御倉館」があった。
ある日、御倉館から蔵書が盗まれてしまう。
すると、街に異変が・・・
それは、
ブック・カース(本の呪い)だった。
街を救うため、深冬は大嫌いな本の世界に足を踏み入れる。
9位 第164回 芥川賞受賞作「推し、燃ゆ」宇佐見りん/河出書房新社
現役大学生 宇佐見りん さん芥川賞受賞作「推し、燃ゆ」は、
好きなアイドルグループの中で、特に一推しのメンバー 通称【推し】をテーマにした作品で、
生きづらさを抱える主人公の高校生の「あかり」が、
「推し」を唯一の心の支えとして、全力で応援する姿が描かれています。
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」
ネットで炎上した男性アイドルを全身全霊で、「推す」女子高生「あかり」の物語です。
芥川賞受賞で大ヒット現在、48万部を突破しています。
8位「オルタネート」加藤シゲアキ/新潮社
これまで伊坂幸太郎さん、池井戸潤さんなどが受賞していきた人気作家への登竜門
「吉川英治文学新人賞」を受賞した青春小説で、
28歳の武田綾乃さん著書「愛されなくても別に」と同時受賞でした。
受賞した「オルタネート」は、加藤シゲアキさん5作目となる長編小説で、
高校生限定のマッチングアプリを題材にした若者たちの青春群像劇です。
出会いの必須アイテムとなったマッチングアプリをとおして、
葛藤や挫折を経験し成長していく3人の高校生を描いています。
7位「滅びのシャングリラ」凪良ゆう/中央公論新社
著者は「流浪の月」で、2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうさんで、
受賞後の第1作となる今作は、
書店員さんが「もしかしたら二年連続で大賞を・・・」と絶賛している物語です
「1か月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」
それは突然告げられた「人類滅亡へのカウントダウン」だった
学校でいじめを受ける友樹
人を殺したヤクザの信士
恋人から逃げ出した静香
誰もが羨む歌姫になったが孤独を感じている路子
人生をうまく生きられなかった4人に残された時間は1か月
そこで見つけた‟光”とは・・・
幸せとは何か?を問いかける一冊です。
6位 「八月の銀の雪」伊与原新/新潮社
自然や科学にまつわる優しい短編集「八月の銀の雪」は、
人生に行き詰った人々が科学の知識や自然の大きさに触れ希望へのヒントを見出していく
心が豊かになる5つの物語が収録されています。
5位「自転しながら公転する」山本文緒/新潮社
直木賞作家 山本文緒さん著書「自転しながら公転する」は、
茨城のアウトレットモールで働く「与野都」は、
地元の友達が結婚していく中、一人自らの将来に思い悩む日々を過ごしていた。
書店員さんは、
「20~30代女子の生活のすべてが詰まっています」と、共感コメントを寄せています。
4位「逆ソクラテス」伊坂幸太郎/集英社
デビュー20年目を迎えた 伊坂幸太郎さんの最新短編集です。
「敵は、先入観だよ」
子どもたちの柔軟な発想が活躍する5つの短編が収録されています。
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