丸4日 超ハードな行進
9月11日 AM1:00 笛による起床の合図
教官たちの命令で着替えを始める隊員
この時間から、レンジャー最終訓練が始まります。
最終訓練は、これまでの訓練の集大成です。
実戦を想定し、対戦車砲や模擬の弾薬なども携帯し、装備の重さは約50kgです。
横になった状態から反動を利用して、やっと立つことができます。
AM4:30 13名はトラックに乗り込み、
2時間半後に、何もない原野に到着です。
到着後、細部の位置を方位磁石と地図で確認します。
この場所は、
釧路駐屯地から約40km離れた山の中です。
ここから、4日以内に様々な任務を達成しながら徒歩で戻ります。
装備には熊除けの鈴が必要なほど道なき道を、
不眠不休で歩き続けるペースが必要の訓練です。
早速、約50kgの装備の重さにより転倒しそうになる隊員。
スタートから3時間、
ようやく最初の休憩です。
座らずに片ひざをつき休憩します。
突然の敵の襲来で対応できるように座らずに休憩です。
そして水分も限定され、水筒のキャップ10杯分だけが許可されました。
一息ついただけで、再び山歩きです。
そして雨が降り、
悪路になることはもちろん、衣服や装備に水分が含み重みが増して疲労が蓄積します。
スタートから10時間、
食事の時間です。
最終訓練では、1日1食 レトルトの白米とカレーです。
冷たいまま食べるので箸がすぐ折れてしまうそうです。
そのためか、
箸は多めに支給されているそうです。
異変に備え片ひざ立ちで食事します。
深夜0:00
暗闇でも敵に見つかることを避け、明かりは一切つけずに歩きます。
すると、
暗闇で足をとられ隊員が転倒します。
この訓練は、
自分との闘いでもあり、それに勝ってこそレンジャーに必要な強い精神力が備わるそうです。
3日目 午前、
隊員が頭から転倒・・・
自分では動くこともできません・・・
仲間たちが隊員を起こし助けます。
苦しい時、仲間たちで共に助け合うこともレンジャーの必要な要素だそうです。
3日目夜、
1時間だけの仮眠が許されます。
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レンジャー養成訓練 最終任務です。